メダカのオスとメスの見分けがつきますか。今日は、その見分け方を図解入りで伝授します。
見分け方を覚えておくと、つがいにして卵を生ませたい時や、逆にメダカの数をこれ以上増やしたくないときに役立ちます。
メダカとエビの屋外水槽を屋内へ引越し
これまでは、屋外のメダカ鉢と、さらに屋内のダイソーのコレクションボックスの水槽とで飼っていたのですが、あまりにも寒い。
メダカが心配で、とうとう冬の間だけ屋内の新しいガラス容器に引っ越しをしました。
実家からもらってきた瓶で、こういう形の瓶にとりあえず入れました。
瓶の元々の所有者である実家のママンに「これは何が入っていた瓶なのさ」と尋ねると、ママンは
「梅干しだったかなあ…」
どどーん。
聞かなければよかった・・・
・・・というか、この瓶だと、どう見ても「梅酒」の間違いでは、ママン。
とにかく、この瓶にですね、屋外の良く育ったメダカを入れると、メダカが大きい上に、これまで以上に様子がよく見えるようになったのです。
そこで、じーっとみているうちに、メダカのオスとメスとが見分けられるようになったのです。
梅干しの瓶のおかげです。ママン、ありがとう。
メダカのオスとメスの見分け方
皆さんはメダカのオスとメスの違いは何だと思いますか。
実は、背びれと尻びれにそれぞれ違いがあるのです。
その前に、メダカのヒレについて解説しましょう。
メダカの5つのヒレの場所と名称
これが、メダカの5つのヒレです。ひとつずつ見てみましょう。それぞれに役割があります。
胸びれ
「むなびれ」と読みます。泳いでいるとき、メダカが体の向きを変える時に使います。
人の手に当たるそうですよ。
尾びれ
前後に動くときに動かします。人のクロールのバタ足みたいなものですね。
腹びれ
上の尾びれが「足」に当たるのかと思いきや、不思議なことに、人の足に当たるのはこちらの小さい方だそうです。
小さなヒレですが、これでバランスを保っているのだそうですよ。
「尾」は尻尾なので、足ではないのですね。
背びれ・尻びれ
こちらは、それぞれ交尾の時に、オスがメスの体をつかむのに使われるそうです。
そのためか、オスの尻びれの方がメスより長くて大きいのですね。
そう、今、オスメスを見分けるヒントを上に書きました。オスとメスの違いは、その、背びれと尻びれとで見分けられるのです。
メダカのオスのヒレの様子
こちらがメダカのオスです。ヒレ部分をマーカーでなぞってみると
こういう感じになります。
メダカのオスのヒレは、メスよりも背びれ、しりびれ共に、ギザギザの目立つ、鋭い形になっています。
メダカのメスのヒレ
一方メスの方はと言うと、背びれは丸く、尻びれもオスに比べて、水にそよぐほど大きくはありません。
メダカのオスとメスの見分け方は、この2つです。
泳いで動きのあるときでも、背びれはほとんど動いていませんので、見ればすぐにわかって、簡単に見分けがつきます。
メダカのオスメス当てクイズ!
下の3つの写真のメダカのオスとメスを当ててみよう!
こちらが最初。
2番目のメダカ
3番目
答え
いちばん上から、メス、オス、オスの順番でした。
オスのメダカの方が多かった
なお、私の2つの水槽では、梅酒の瓶の4匹の内、3匹がオス、1匹がメス。
もう一つのダイソーのコレクションボックスの方も、同じく、3匹がオス、1匹がメスで、なぜかオスの方が多かったです。
人の場合なら、男の子と女の子とでは、男の子の方が数が多く生まれるということがわかっています。
メダカの場合も、元々オスの方が多いのか、なぜかはわかりませんが、よく見ていると、オスの方が若干動きがすばやく元気に泳いでいるように見えます。
あるいは動きの速いものはオスである可能性が高いかもしれません。その方がオス同士の競争にも勝てるし、生き残る確率も多いと思われます。
では、メダカのオス、メスの見分け方についてたくさん知ったところで、今日はおしまい。
また来週!
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