皆さんのメダカとミナミヌマエビは元気にしていますか?
うちの屋外のメダカ鉢と、屋内のメダカ水槽は、どちらもミナミヌマエビ混泳で、みんな仲良く元気に暮らしています!
ミナミヌマエビが「トンネル」のお家に大喜び!そのあと実家で竹のパイプを見つけたので入れてみました。ところがそれが大失敗! 今日はアクアリウムのアイテムの流木に竹は絶対ダメというお話しです。
ビニール製のパイプにエビが大喜び!
屋内飼育のメダカが小さめで、色も薄いので、日光浴をさせることにしたのですが、そうすると、ミナミヌマエビが隠れるところがないとかわいそう!
というわけで、塩ビのパイプを試しに入れてみました。最初はそれほど気に入らなかったようなのですが、数日したら、進んで中に入るようになりました。
特に抱卵中のメスが気に入ってくれたみたいです。やはり、ミナミヌマエビは、卵を育てている時ほど安心していられる隠れ家が必要なんですね。
流木の代わりに竹を入れてみた
ただし、塩ビのパイプは手軽でいいのですが、どうも見た目が悪いです。なので、それからというものは、筒状のいいものがないかなーとあちこち探していたら、実家で竹の筒を見つけたのです。
母にきくと、和菓子が入っていたということで、食べ物が入っていたなら毒ではないし、そもそもがもうだいぶ古びているので、支障ないだろうと返ってきて、さっそく水槽に入れてみました。
そうしたら、ミナミヌマエビが、すぐに近づいてきまして、とても気に入ったみたいです。やはり天然素材の木が好きなんですね。
素材がプラスチックだと、つるつるして登ったりできませんが、これだと、エビの足がひっかかるらしくて、さかさまになることもできるんですよ。
うーん素晴らしいレイアウト! どうです、このオブジェ感。水槽でなくして、いかにも「アクアリウム」って感じ!
一日経ったら異変が!
そして、飼い主はすっかり悦に入って、夜に竹を入れて、次の日は、朝から鎌倉に遊びに行ったのです。で、お寺をあちこち見て帰ってきたのが夜になりました。
そして、寝る前に、メダカを見たら、水槽に異変が!
どうなったかというと、流木だと水が茶色になりますね。竹の場合は色はそれほど変わりませんでしたが、何となく水が濁っているようで、見るだけでも何かが変!後で調べるとどうやら、竹の油のようでした。
その上に、水が急に粘度を増してしまいました。それも少しばかりではなくて、水槽のプラスチックの壁を触ってもヌルヌルするくらいになって、ちょうど中華丼のあんのようにとろみのついたスープのような感じになっていたのです。
ものすごく驚いて、メダカとエビの様子を見ると、心なしか元気がないような。。。粘度を増した水が体にまとわりついて、何か具合がおかしかったのかもしれません。それで、もう夜中の12時に近くなっていましたが、慌てて水を取り替える羽目になりました。もちろん、竹は真っ先に取り除きました。
何とか、それだけで済みましたが、とにかくびっくり。せっかくこれまで守ってきたメダカとエビに支障があったらと、水替えの後も心配で、その夜は眠れませんでした。
レイアウトばかりに気を取られて居ては本末転倒、やはり生きもののことを大切に考えなくてはとしきりに反省したところです。
流木に竹を使う場合は「油抜き」が必要
最初は竹に何か塗料が塗ってあって、それが水に溶けたのか共思いましたが、そうではなくて、それは竹の油のせいでした。
そもそも、竹というのは、普通の木以上に、油をたくさん含んでいるのだそうなのです。なので、流木や竹細工に竹を使う場合は、竹から余分な水分や油分を除去する「油抜き」という処理が必要なのだそうです。
油抜きには、熱湯に竹を入れて煮込んで油分を取る湿式法(しっしきほう)と、竹を直接火であぶり、油をにじみださせる乾式法(かんしきほう)があるとのことなのですが、すごく専門的な作業なので、まず普通の人では無理だと思います。(参照サイトはhttp://www.tochigi-edu.ed.jp/furusato/detail.jsp?p=62&r=313)
どうしても竹を使いたいという場合は、既に加工をしてあるもの以外は難しそうです。
竹製の流木も探してみましたが、水をきれいにするための「竹炭」というのはあっても、流木というレイアウト目的のものは、ネットの専門店 charm 楽天市場店 でも見つかりませんでした。
やはり、思い付きでなんでも入れていいというわけではないのですね。流木の場合は、水槽に入れるのに適した木で、そして必ず下処理のしてあるものを購入するのが良いようです。
けれども、この円形のオブジェはすごくすてきだったので、どこかで似たようなものがないか、あるいは何か工夫ができないか、引き続き探してきてみます。
メダカにもミナミヌマエビにも気に入ってもらえるような、そしてすてきなアクアリウムを目指して!