「スマホを落としただけなのに」というタイトルの映画が北川景子さん主演で公開されましたが、皆さんは、スマホを落としたことはありますか。
最近のスマホは便利になる一方で、紛失時には気を付けなければならないことがたくさんあります。万が一落とした時はすぐに対策せねばなりません。
スマホを落としてからするべきこと、それから落とす可能性を考えて、前もってできること、しておくべきことについて記します。
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映画「スマホを落としただけなのに」で起こること
現在、『スマホを落としただけなのに』(原作:志駕晃、監督:中田秀夫)という映画が全国で公開されています。
田中圭演じる平凡なサラリーマン・富田誠がスマホを落としたことで、起こったことの一つはクレジットカードの請求でした。
クレジットカードを不正に使用される
スマホを落とした後で、心配なのが、スマホを不正に使われることです。
クレジットカードの情報が入っている場合は、拾った人が悪用をして、持ち主の名義のままで買い物などの不正な利用をすることは十分考えられます。その場合の損害額は莫大で数百万円に及ぶこともあります。
クレジットカードの利用停止を
スマホを紛失した場合には、カード会社に請求に連絡することで、被害を食い止めることができまます。まず真っ先に、カード会社に利用停止の連絡をしましょう。
電子マネーにも紛失届を
特に気を付けなければならないのが、電子マネーに関することです。電子マネーをチャージできるサービスを利用していた場合は、カードの紛失届だけではなく、電子マネーサービス提供業者にも紛失の際に届け出をする必要があります。
不正利用される可能性のあるものは、モバイルSuicaや、おサイフケータイ、Apple IDやGoogleアカウントなどです
オートチャージ機能で被害増大
特にオートチャージ機能を利用している場合、被害額が大きくなる恐れもあるので、利用するには注意が必要です。
個人情報の流出
次に心配なことは、個人情報の流出です。住所や氏名その他の情報が入っていると、それらを悪用されることも困ることです。
女性の場合は、自宅や勤務先が特定されると待ち伏せされたりと、危険なこともありますのでいっそうの注意が必要です。
プライベート写真の悪用
写真についても、プライベートな写真が流出する可能性もあります。紛失の可能性があるスマホの中には、あらかじめこのような写真は保存しないでおいた方がいいかもしれません。外部の写真アプリなどを利用して保存するようにしましょう。
SNSアカウントの乗っ取り
SNSのアカウントがスマホに記録されていることも多いものですが、そこからアカウントの乗っ取りがなされることもあります。
アカウントからのアクセスで、プライベートな写真やさらに個人情報が得られてしまうこともありますので、こちらも注意が必要です。
スマホを落とす前に対策は?
では、上記のようなリスクに対して、あらかじめできる対策はないでしょうか。
スマホの画面ロック機能はオンに
スマホの画面ロック機能は必ずオンにしておきましょう。パスワードは推測されにくいものを使用しましょう。
指紋認証や顔認証など、あらかじめセキュリティ強化の高いものを利用することもいいでしょう。
端末紛失対策アプリを入れておく
端末紛失対策アプリというのがありますので、あらかじめそれを設定しておくことがおすすめです。
iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidなら「端末を探す」アプリをインストールのうえ、「位置情報」と「端末を探す」をオンにしておきます。
そうしておけば、万が一の紛失の時に、端末の場所を地図上で確認したり、ロックしたり、データを遠隔消去することができるようになるという便利なものです。
大切なパスワードは保存しない
それから、特に金銭的な関連のあるサービスに関しては、パスワードをブラウザに記憶させないことがいちばんです。そうしておけば、万が一の時でも誰かに使われる心配はなくなります。
SNSはパソコンからも操作できるようにしておくと、表示を止めるなどの対策もできます。特にLINEはあらかじめ、パソコンからも使えるようにしておくのがおすすめです。
まとめ
携帯をするスマホは、気を付けてはいても紛失の可能性は常にあります。あらかじめ対策をしっかりしておき、また万が一紛失した場合でも、直ぐに行動をすることで、被害を未然に防ぐようにしましょう。
カード会社や電子マネー会社の連絡先などを一覧にしてまとめておくと、いざという時にすぐに対応ができますね。スマホは便利なだけでなく、なくすかもしれない、亡くした時にはリスクも伴うという心構えでいることがもっとも大切なことのようです。