「紅(くれない)」の由来はなんでしょうか。
言葉の意味と語源、由来についてお知らせします。
スポンサーリンク
「紅(くれない)」の由来
【紅の語源・由来】 くれないの語源は、「紅花(べにばな)」の異名「呉の藍(くれのあゐ)」である。 「呉」とは、中国の「呉(ご)」の国のことで、日本では中国一般を意味することも多い。
出典:紅-語源由来辞典 https://gogen-yurai.jp/kurenai/
紅花が「紅」の元
古くは、紅花(べにばな)という植物から取られた染料で赤い色が作られていました。
紅花の染料は、摘んですぐに水にさらすと黄色い色素が溶け出し、乾燥させると赤くなります。
紅花は中国から
この技術は、中国から、3~6世紀に伝わったそうです。
その頃の中国は「呉」(ご)という国でした。
また、当時は藍染が一般的で、染料全般を藍と呼んでいました。
そこで、「呉」+「藍」、つまり、「くれ」と「あい」が合わさって、紅(くれない)という言葉ができたのだそうです。
他にも中国由来の言葉は、「呉服」なども同じ意味だそうです。
「末摘花」は紅花の別名
また国語の先生である、林先生は、源氏物語の「末摘花」についても話してくれました。
末摘花は紅花の別名で、この女性の鼻は赤かったので、光源氏がそう名付けたのですね。