寂しいの由来はなんでしょうか。
言葉の意味と語源、由来についてお知らせします。
寂しいの由来
他に、さびしいの語源となる「さぶし」の「さぶ」は、「心が荒れすさぶ」「勢いが衰える」「古くなる」といった意味の「さぶ(荒ぶ)」を形容詞化した「さぶし(不楽)」からであろう――出典:寂しい-語源由来辞典 https://gogen-yurai.jp/sabishii/
「さびしい」→「さみしい」
寂しいと似た言葉に「さみしい」がありますが、「さみしい」の方は、江戸時代から使われるようになった言葉です。
「寂しい」は平安時代
元の「寂しい」は平安時代ごろから使われている、古くからある言葉です。
源氏物語にには。
いといたう荒れわたりてさびしきところに
という箇所があります。
ここから考えると、「荒れて失われ、もの足りなく感じる」それが「寂しい」の元々の意味となります。
そこから「満たされない気持ち」「ひっそりしていて心細い」気持ちを表す言葉となりました。
また、金属が「錆びる」というのも、「寂しい」と同じ語源であるそうです。