「学問のすすめ」で語られた、福沢諭吉の意図は?
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「ことば検定プラス」今日の問題
「学問のすすめ」で語られた、福沢諭吉の意図は?
青 学ぶ権利平等にある
赤 勉強しないと偉くなられない
緑 チュンチュンうるさい
ことば検定プラスの答え
答えは 赤 勉強しないと偉くなられない
ヒント: ネットで見つかったヒントと予想できる答えをお知らせします
「学問のすゝめ」の冒頭で唱われた、「天は人の上に人を造らず、人の下にひとを造らず」という言葉は、生まれつきすべての人間は平等の権利を持つという天賦人権思想にもとづくものです。 福沢はこの思想を押し広げて、政府と国民に当てはめました。 「政府と人民との間柄は権理の異同あるの理なし。」2019/06/13―「100分de名著」で学ぶ福沢諭吉「学問のすゝめ 」
緑 はというと、「爆音のすすめ」だそうです。ちょっと不思議です。
【ことば検定プラス】答えの解説
ここから答えの解説です。
「天は人の上に人を造らず、人の下にひとを造らず」
「天は人の上に人を造らず、人の下にひとを造らず」のあとには「と、言えり」がつきます。
「言えり」の意味は、「といいますよね」というものです。
この言葉は、福沢諭吉自身の言葉ではなく、アメリカ合衆国の独立宣言を案としたものです。
そして、この意味と、その続きの記述における諭吉の意図は、「学問を収めないと偉くなれないし金持ちにもなれない」というものだと林先生は解説します。
「学問のすすめ」の時代
そもそも、「学問のすすめ」が記されたのは、明治5年、身分制度が改められ、社会も変わったことが背景にあります。
「そんな時代だからこそ、成功するには学問が必要だ」というのが、「学問のすゝめ」の大筋であるそうです。
元々は、小学校の教科書として、もしくは高等教育を受けていない当時の一般国民を読者に想定して書かれたものだとあります。
つまり、「学問のすゝめ」全体としては、「学問の有無が人生に与える影響」を人々に向かって説く啓発の書、それが「学問のすゝめ」であり、諭吉がこの本を記した意図であったのです。
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