人口に膾炙する、「膾炙」の由来は?
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「ことば検定プラス」今日の問題
人口に膾炙する、「膾炙」の由来は?
青 浸透
赤 ごちそう
緑 ローン組んだ歯科医
ことば検定プラスの答え
答えは 赤 ごちそう
ヒント: ネットで見つかったヒントと予想できる答えをお知らせします
人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する の意味
《膾(なます)と炙(あぶりにく)とが、だれの口にもうまく感じられるところから》人々の話題に上ってもてはやされ、広く知れ渡る。―デジタル大辞泉の解説
緑 はというと、「銀行に歯医者来る」だそうです。林先生「ばっちりですね!」とおほめくださいましたよ。
【ことば検定プラス】答えの解説
ここから答えの解説です。
「人口に膾炙する」の由来
唐の時代の詩人である「林嵩」による「周朴詩集序」(しゅうぼくししゅうじょ)の中に、
「一編一詠、膾炙人口」
の詩の一節があります。この「膾炙人口」が、日本でいう「人口に膾炙する」の元となる部分です。
この部分の意味は、「どの文章や詩も、世の中で広く話題になった」というものです。
「人口に膾炙する」の意味
「人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する」という言葉の意味は、上の通り「人々の話題に上ってもてはやされ、広く知れ渡る」 ということです。
この場合の「人口」というのは、「人の口」「人の話題」の意味ですね。
膾炙(かいしゃ)の意味は
一方、膾炙(かいしゃ)の「膾」は、食べ物の「なます」のこと。
とはいっても、今の紅白なますのような野菜ではなくて、昔のなますは、生の肉の細切りのことであったそうです。
「炙」の方は、あぶり肉のこと。どちらも贅沢でおいしいもののことです。
膾炙はどちらも「多くの人がご馳走として好んで食べるもの」であり、「人口に膾炙する」は「多くの人がご馳走として好んで食べること」。
そこから、「世の人々の評判になって知れ渡ること」に、意味が広がることとなりました。
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