祝うの由来は?
ことば検定プラスの答えと林修先生の解説をリアルタイムでお知らせしています。
ことば検定の放送時間は、毎朝6時50分くらいから、7時半過ぎの「お天気検定」「ニュース検定」は別ページにお知らせします。
スポンサーリンク
「ことば検定プラス」今日の問題
祝うの由来は?
青 笑う
赤 祈る
緑 怪力で持ち上げる
ことば検定プラスの答え
答えは 赤 祈る
ヒント: デジタル大辞泉の意味は
「祝う」
1 いわう。いわい。
2 のりとをあげる。神に祈る。
3 神主。神官。はふり。―デジタル大辞泉より
緑 はというと、「祝う」ではなくて、「岩、グッ」だそうです。ここで力をこめるのが「たいへん!」という林先生。
【ことば検定プラス】答えの解説
ここから答えの解説です。
「祝う」の由来と意味
「いわう」は「い」と「わう」に分けられます。
「い」は「忌」
「い」は「忌」
「忌」の意味は穢れや不潔を避け清らかさを保つこと
「わう」の意味
「わう」の意味は、その状態を進展させることを表します。
たとえば「味わう」や「にぎわう」と同じです。
「祝う」はそこから、「清らかで神聖なことを進展させる」という意味で「祈る」が由来となります。
万葉集の時代には、「未来の祝福を祈るとそれが現実になる」という信仰があり、それが言葉にも受け継がれているのですね。
万葉集の「祝」の和歌
万葉集の「祝」の関連の和歌は、
祝(はふり)らが斎(いは)ふ社(やしろ)の黄葉(もみちば)も標縄(しめなは)越えて散るといふものを
などがあります。
この「祝(ほふり)」というのは、神主のような神社にお勤めをする人のことです。
つまり、お祈りをする職業の人のことも「祝」と呼んだのです。
他に、言霊信仰に関する歌が
しきしまの 大和の国は 言霊の さきはふ国ぞ まさきくありこそ
(柿本人麻呂)
この歌の解説は下の記事に
寿(ことぶき)の由来は?【ことば検定】 答え林修
前回のことば検定の問題
ことば検定過去問一覧
ことば検定の過去問はこちらから
今日のコロナニュース
東京都23区別感染者数で新宿区最多・都内166人/全国501人【コロナ14日】
東京周辺の今日の天気
全国的には秋晴れですが、関東の海沿いは曇り
最高気温
東京の最高気温は 22度
昨日よりマイナス5度です
週間天気予報



https://www.jma.go.jp/jp/week/319.html
このあとは雨がちな陽気となります
それでは皆様、今日も一日、お元気でお過ごしください!