1978年総裁選に敗れた福田のセリフは?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
1978年総裁選に敗れた福田のセリフは?
青 天の声にも変な声がたまにはある
赤 負けに不思議の負けなし
緑 歴史は繰り返す
ニュース検定の答え
答えは 青 天の声にも
ヒント:ネットで見つけたヒントと予想される答えをお知らせします wikipediaより
自民党史上、現職が総裁選に敗れたのは、福田赳夫ただ一人である。記者会見で「民の声は天の声というが、天の声にも変な声もたまにはあるな、と、こう思いますね。まあいいでしょう! きょうは敗軍の将、兵を語らずでいきますから。へい、へい、へい」の言を残して総理総裁を退く。
ニュース検定答えの解説
ここから答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは 目白の闇将軍
1978年総裁選で福田が敗北
本来は、現職の福田赳夫が圧倒的に有利なところを、大平正芳が勝利。
「目白の闇将軍」と言われた、田中角栄率いる、田中派が”ローラー作戦”を行ったためです。
田中派のローラー作戦とは
その時行ったローラー作戦とは、竹下昇が党員名簿を持ち出し、後藤田正晴が、個別に党員を訪問するやり方でした。
結果、福田赳夫が敗北。記者会見で福田は、
「民の声は天の声というが、天の声にも変な声もたまにはある」
と語りました。
「天の声にもたまには変な声がある」
昭和53年、自民党総裁選
福田首相(当時)は続投を望み、自民党員による予備選に出馬。
しかし、1位になれず本選(国会議員による選挙)に出馬出来なくなり、首相退陣に追い込まれました。
予備選に敗北したときの会見の最初の言葉#昭和生まれっぽい発言をしろ pic.twitter.com/HSAjy65qt1— 佐久市長 柳田清二 (@Seiji_Ya) February 13, 2019
この逆転を成し遂げた田中角栄は「目白の闇将軍」と呼ばれる以前は、その膨大かつ明晰な知識と、徹底してやり抜く実行力から「コンピューターつきブルドーザー」とも呼ばれていました。
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なお、「勝ちに不思議の勝ちはあるが、負けに不思議の負けなし」は、プロ野球の野村克也元監督の言葉です。