吉田茂が総理を譲ると約束したとされるのは?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
吉田茂が総理を譲ると約束したとされるのは?
青 岸信介
赤 池田勇人
緑 鳩山一郎
ニュース検定の答え
答えは 緑 鳩山一郎
ヒント:ネットで見つけたヒントは以下の通りです
第51代 吉田 茂 昭和28年5月21日~昭和29年12月10日
第52代 鳩山 一郎 昭和29年12月10日~昭和30年3月19日
ニュース検定答えの解説
ここから答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは ワンマン宰相
サンフランシスコ条約で、吉田茂の人気は頂点に。
しかし、その後は他人の意見を聞き入れない「ワンマン宰相」と呼ばれるようになりました。
吉田は、鳩山一郎氏に総理を譲ると約束していたとされますが、その約束を反故にしました。
当時、鳩山は脳溢血の後遺症があったので、「病人」ということを理由に再建を渡すことを拒んだのです。
しかし、その2か月後、吉田茂は、意見を聞き入れて総辞職し、次の総理には、鳩山一郎が就任しました。
ワンマン宰相、登場。
#映像の世紀プレミアム pic.twitter.com/3D36FiSV1F
— りわ (@meltemsunnygm31) March 9, 2019
用語解説
解説の中の用語を解説します。
「講和花道論」
サンフランシスコ条約で、吉田茂の人気が絶頂を極めた時に、退陣するという考えが”講和花道論”でした。
吉田茂の側近の白洲次郎などが独立達成を花道とした退陣を勧めるなど退陣論もあったが、吉田はなおも政権に意欲を見せ、続投した。 ―https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E8%8C%82
「バカヤロー解散」
1953年(昭和28年)3月14日の衆議院解散の俗称です。その時の様子は、
吉田が西村に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散されたため、こう呼ばれる。
なお、「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、吉田は席に着きつつ非常に小さな声で「ばかやろう」と呟いたのみで、それを偶然マイクが拾い、気づいた西村が聞き咎めたために騒ぎが大きくなったというのが実態である。(同)
ニュース検定前回の問題
吉田茂が戦後の日本独立に際し、サンフランシスコ条約に調印した折の、側近白洲次郎の興味深いエピソードもご紹介します。