イーストマン・コダックの主力商品は?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
イーストマン・コダックの主力商品は?
青 一眼レフ
赤 デジタルカメラ
緑 フィルム
ニュース検定の答え
答えは 緑 フィルム
ヒント:イーストマン・コダック」は、2012年1月19日、主力のフィルム事業の不振が続き経営が悪化した
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
コダックのフィルム事業
イーストマン・コダックは経営が悪化しました。
主力商品であったフィルム事業で、圧倒的な地位を占めていましたが、デジタルカメラの普及で縮小したためです。
そして2012年に経営破綻します。
フィルムカメラからデジカメという、時代の変化に対応できなかったのです。
コダックはフィルムにこだわりすぎたのです。
クリステンセン教授の「破壊的革新」
のデジカメの普及のような、飛躍的な技術革新について、ハーバード大学大学院クリステンセン教授は「破壊的革新」と名付けました。
電話からインターネットへの変化もその例です。
伝統企業はこうした新技術の重要性を見逃しがちです。
ガラケからスマホへ
その典型がイーストマン・コダックであり、日本ではいわゆるガラケーにこだわった電機メーカー各社です。
スマートフォン市場で存在感を失ったのです。
トップの決断が要
歴史のある会社は、自らの成功モデルを破壊するような新規事業を育てにくいと、クリステンセン教授は指摘しました。
得意分野があだになるというのですね。
では、企業はどうすればいいのか。大事なのはトップの決断です。
損失覚悟で新たな分野への投資を行う覚悟が重要だとクリステンセン教授は言っています。
自動車業界の例
自動車業界を例に挙げます。
カーシェアが普及しすると、新車販売に影響が出ますよね。とはいえ何もしなければ、新規参入者に成功市場を奪われます。
つまり、目先の新車販売を多少犠牲にしてでも、新たな市場に挑戦する決断が大事だと言うんです。
1月に死去したクリステンセン教授の理論は経営者に覚悟を迫る理論でもあったのです。
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それではまた明日!