東日本大震災”液状化”特に深刻だったのは?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
スポンサーリンク
池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
東日本大震災”液状化”特に深刻だったのは?
青 岩手県釜石市
赤 宮城県石巻市
緑 千葉県浦安市
ニュース検定の答え
答えは 緑 千葉県浦安市
ヒント:2011年3月11日に発生した東日本大震災で、東京湾岸と江戸川の三角州を埋め立てて造られた市である千葉県浦安市では、市内の約8割、約9,000棟の住宅が、液状化現象により深刻な被害を受けました。--オウチーノニュース https://o-uccino.com/front/articles/48371
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは 内陸部の液状化
熊本市の液状化を取材
熊本地震が起きた翌年、池上さんは現場を取材しました。
その際、こんな言葉を聞き驚きました。
(池上)液状化と言いますと、川だったり海だったりそういうところが多いですけれども。
(地元住民の荒木さん)このような内陸部で液状化が起きるというのは初めてのことで、私たちもびっくりしている
荒木さんが住んでいたのは海岸からおよそ8 km 離れた内陸部にある、熊本市南区です。
地震から1年ほどが過ぎても、液状化の爪痕が残っていました。
液状化によって家が傾いた
電柱は1 M ほど沈んだままで、傾いた家もありました。
家の中にも入りましたが、台所がある北側が20cm ほど沈んだ状態でした。
二人とも今毎日外に出ているんです。 ガタッと潰れるというのではないけれど、体に変調をきたすから。(住民の方)
そもそもこの地区の住民は、液状化が起きるとは想定していませんでした。
ただ、熊本市はある程度予測していました。
熊本市はハザードマップで予測
熊本市が2014年に作成したハザードマップでは、地質の状況は地下水の位置が高いことなどから、市街地のほとんどのエリアで液状化の可能性が高いとしていました。
東日本大震災では千葉県の浦安市が液状化の被害を受けましたが、熊本市ではそうならないという見方が多かったのです。
浦安は埋立地なので、自分たちとは違うということなのですね。
内陸部でも液状化が
しかし実際には内陸部でも液状化が起きました。全国のあちらこちらで同じことが起きる可能性が十分あります。
熊本地震の教訓は他人事ではありません。
前回の問題
それではまた明日!