過労死ラインを超える公立中学教員は何割?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
スポンサーリンク
池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
過労死ラインを超える公立中学教員は何割?
青 2割
赤 4割
緑 6割
ニュース検定の答え
答えは 緑 6割
過労死ライン、中学校教員の6割が基準越え --ハフィントンポスト
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは 給特法
元教員の訴え
元教員の声をお聞きください。
私が教員をやっていた頃の在校時間の記録です。
1日から31日までずっと仕事が続いております。
1か月間に1日も休みがなかったんですね。
こんな状況ではやっていけないと、小坂さんらは教員の労働状況を見直すべきだと訴えました。
その際、教員独特の給与制度も見直すべきだと提案したのです。
教員独特の給与制度「給特法」
この給与制度は教職員給与特別措置法、給特法と言われ、教員の長時間労働の元凶と言われています。
給特法によって教員は、毎月給与の4%が上乗せされて支給されます。
残業手当の代わりです。1971年に制定されました。
当時の教員の残業時間は1か月28時間ほどだったため、それに相当する額として4%となったのです。
給特法は時代遅れに
給特法は現在、時代遅れだと言われています。
1971年の制定当時とは違い、今の教員ははるかに長い時間働いているからです。
中学教員の6割が過労死ライン越え
残業時間は月80時間を超えれば過労死ラインと言われていますが、中学教員の6割がそのラインを超えています。
中学教員は長時間労働は当たり前なのです。
小学校の教員でも3割が過労死ラインを超えています。
給特法が定額働かせ放題と批判されるのはそのためです。
教員は長時間労働のため志願者が年々減少しています。教員の残業について抜本的な改革が求められているのです。
前回の問題
それではまた明日!