ラグビー発祥の地はどこ?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
ラグビー発祥の地はどこ?
青 ニュージーランド
赤 イングランド
緑 南アフリカ
ニュース検定の答え
答えは 赤 イングランド
ラグビーのルーツはサッカーと同じくフットボール。19世紀、イングランドで生まれたスポーツです。
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは マンデラとラグビー
ラグビーはイングランドが発祥
大いに盛り上がったラグビーワールドカップ、そもそもラグビーはイングランドで始まったスポーツです。
当時は名門の私立学校などで盛んでありお金持ちの白人のスポーツとみなされていました。
その後ラグビーはイギリスの植民地を中心に広がっていきます。
それまでは、歴史的に白人のスポーツだったのです。
マンデラ氏の登場で変化が
それが大きな転機を迎えたのは、マンデラ氏がきっかけでした。
南アフリカのアパルトヘイト人種隔離政策を撤廃した人物です。
白人と黒人の融和の場に
南アフリカで黒人などを差別する人種隔離政策が行われていました。
マンデラ氏は1994年に大統領に就任し、95年には南アフリカにワールドカップが開かれました。
マンデラ大統領はこの大会を、白人と黒人の融和の場にしようと考えました。
この話は映画にもなりました。
スポーツにおいてもラグビーは白人のものといった風潮があり、白人は南アフリカ代表を応援し、黒人は敵国を応援するような状況が続いていました。
ラグビーの南アフリカ代表はアパルトヘイトの象徴のような存在でもあったのです。
ところが95年のワールドカップ南アフリカ代表に初めて黒人選手が入り、劇的な初優勝を果たしたのです。
「自分の子どもたち」
マンデラ大統領自身もチームジャージを身にまとい、 「自分の子どもたち」と呼んだ優勝チームに優勝カップを渡しました。
それから24年、今大会では初めて、シヤ・コリシ選手が代表チームのキャプテンにつきました。
日本を破った南アフリカの強さの秘密がわかる気がします。
95年の南アフリカ大会は、ラグビーが白人のスポーツというイメージを変えたのです。
前回の問題
それではまた来週!