織田信成さん、プロフィギュアスケーターとしても、テレビのバラエティー番組でも人気なのですが、モラハラで関西大アイススケート部の監督を退任せざるを得なくなったとして、同部の浜田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求る訴えを起こしました。
織田さんが訴える「モラハラ」つまり、モラルハラスメントとはどういうものなのでしょうか。
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織田信成さんが女性コーチを提訴
プロフィギュアスケーターの織田信成さん(32)が関西大アイススケート部の監督を退任せざるを得なくなったとして、同部の浜田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
織田さんは、「フィギュアスケート界の悪弊へ一石を投じる思いで提訴した。裁判で事実を明らかにしたい」と、涙を流しながら、記者会見で話しまし、それについて、多くの人がSNSでコメントをしています。
「無視や陰口言われたぐらいで⁉️」
みたいにいった記者?十分、それがモラハラだしいじめって認識あった⁉️#織田信成 pic.twitter.com/I9IqbV933V— kaorinogiwaku ドジでのろまな亀 (@KyoePuipui) November 18, 2019
織田信成さんが1100万円の損害賠償を求める
テレビのコメンテータは1100万円という金額について、「多い」とコメント。
100万円は裁判費用だそうで、実質は1千万円です。
これには、監督の職業ができなくなったこと、それによるイメージダウンはもちろんのこと、織田さんはモラハラによる体調不良で入院をしていますので、その入院費。
そして、アイススケートショーも休まなくてはならないくなったので、単に精神的なダメージに対しての償いという意味ではなく、実際に損害が出た費用などが含まれるとみられています。
織田信成さんは監督で立場はコーチより上
まず、織田さんが、監督という立場であり、その下に3人のコーチがおり、そのうちの一人は織田さんがコーチも兼任しています。
つまり、浜田さんは監督の下にいるコーチという立場の人で、単純に上下を言うなら、織田さんの方が、立場は上ということになります。
織田信成さんへのモラハラの発端は?
スケートのトレーニングでは、学校の規則で、リンクに同時に上がるのは3人まであったのに、多人数が同時に滑っており、織田さんが危険だという理由で、規則通りにするように指示。
もう一つは、トレーニングの時間を大学の授業に差支えのない時間に変更するなどしたことに対して、浜田コーチが反対であったことから、発したようです。
浜田コーチのモラハラの内容は?
・陰口
・無視
・にらみつける
・怒鳴られる
今のところ、挙げられているのは、上のようなことです。
織田さんは詳しくは裁判で明らかにしたいと話しています。
濱田美栄コーチは紀平梨花選手を指導
濱田コーチは、紀平梨花選手、それから18年平昌冬季五輪4位の宮原知子(さとこ)選手(21)らを指導するなど、これまで”名コーチ”とされてきた方です。
こんな考えの方らしい#織田信成 pic.twitter.com/zG1T8eKx3M
— 怠怠midnight (@midnigh38) November 18, 2019
モラハラを受けた織田さんの反応は?
・40度を超える発熱や筋肉の震えなどで8日間入院
・恐怖心や不安でリンクに行こうとすると動悸がするなどして行けない
それにより、織田さんは監督を退任することを決めざるを得なくなったといいます。
モラルハラスメントは裁判で認められるか
モラルハラスメントやセクハラ、パワハラなどの経験があるという人は、これらの言葉から、織田さんの訴えるところがわかると思います。
織田さんが「指導者としては自分はまだまだ未熟であるが」と前置きしながら、次のように言っていたことが印象的でした。
「僕自身、そこまで精神的に弱い人間ではないと思っているので、そういう人でもこうなってしまうというか」
モラルハラスメントというのは、なかなか裁判で認められるというのは難しいようですが、法律的な観点からアピールができるように、弁護士さんと主張を整理していかれるとよろしいと思います。
モラルハラスメントとは何か
モラルハラスメントの定義は次のようなことです。
モラル(道徳)による精神的な暴力や言葉や態度による嫌がらせのこと。
モラルハラスメントを略してモラハラと呼び、モラルハラスメントのモラルは、道徳を意味しています。
モラルハラスメントは「暴力」
一言でいうと、モラルハラスメントというのは、「暴力」です。
相手に殴られたと同じような、加害によるダメージが起こります。
ただし、実際に殴られているわけではないので、肉体的に殴られた時のように、立証は難しいことがあります。
「そんなことで」記者会見での記者のコメント
実際に、記者会見において、織田信成さんに、次のような質問をした記者がいます。
記者「資料等を拝見しているとハラスメントの内容が、無視したとか陰口を言われたとかいうふうな事があるんですけど」
記者「我々普通の感覚で資料だけを読むと、それだけの事と感じてしまう人がいると思うんですけど、具体的な人格否定されるなどあったんでしょうか?」
これについて、反論が巻き起こっています。
無視や陰口をその程度でと言った記者、なぜハラスメントを受けた側の被害者に寄り添えないのか?
質問した記者に怒りすら感じる。— ykrykr1127 (@ykrykr1127) November 18, 2019
織田君の提訴記者会見観てるけど、無視、悪口、罵声を『そんなこと』という記者。人が受けた心の傷を想像も出来ない奴が質問するなよ。相当な精神的苦痛を受けたから身体にも異常が出て入院までしたんじゃない。今の状況を良くしたいと言う気持ちで、何とか頑張って会見してるんだろうに。頑張れ織田君
— かじほ (@kajihoxxx) November 18, 2019
モラハラというのは、これは本当にわかりにくい人にはわかりにくいことだと思います。
今のところ明確な基準もないわけなのですが、ただし、このような訴えを起こしたということには、大きな意義があり、今後の裁判の行方が注目されます。
個人的には、織田さんには、精いっぱい主張をしてほしいと願っています。