麹町中学がやめたのは定期テストと宿題、もう一つは?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです
今日は麹町中学の教育改革の2回目です
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ニュース検定の問題
麹町中学がやめたのは定期テストと宿題、もう一つは?
青 委員会活動
赤 掃除当番制
緑 固定担任制
ニュース検定の答え
答えは 緑 固定担任制
2019/05/10 - 麹町中学・工藤勇一校長の提言:学級担任を廃止して「学年担任制」に―itmediaより
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは 強みを生かす体制
固定担任制の廃止
日本の学校は一人の教員が一つのクラスを担当して生徒たちを見ています。
これが固定担任制です。
麹町中学校工藤校長は、この制度も弊害があるとして廃止しました。
任制を取ってると、他人に求めるものがどんどん大きくなるですね。担任が学級王国を作ってしまうようになっていますよね。どうしても隣の子供達よりも自分のクラスのことが大事になる。
チーム医療を参考に
固定担任制を廃止しても、特に問題はなかったというのですが、それは固定担任制の代わりに、麹町中学では全員担任制を導入しているからです。
つまり学年の教員全員で全てのクラスを見ているので、教員それぞれの強みを生かせる体制です。
工藤校長は、より多くの力でベストが出るような、チーム医療のやり方を参考にしたといいます。
生徒へのメリット
この方法は、生徒にとっても大きな意味があります。
自分のクラスがうまくいかないと、担任が全然駄目だから、ってなってくるんですよね。
必ず比較をするようになります。
クラスの問題を、”担任のせいにするな”というメッセージが込められているのです。
「人のせいにする大人を作る」
工藤校長は著書の中で
何も考えずに当たり前ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人を作る
と喝破しています。
定期テスト、宿題、さらには固定担任制、こうした当たり前をやめることが、改革の第一歩だというのです。
前回の問題
それではまた明日!