1964年東京五輪の柔道無差別級王者はどこの選手?
ニュース検定の答えと池上彰の解説をリアルタイムでお知らせします。
ニュース検定の時間は、7時50分頃。テレビ朝日の朝のニュース番組「グッドモーニング」で放送です。
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池上彰のニュース検定
ニュース検定の今日の問題と答えです。
ニュース検定の問題
1964年東京五輪の柔道無差別級王者はどこの選手?
青 日本
赤 ロシア
緑 オランダ
ニュース検定の答え
答えは 緑 オランダ
金メダルを取ったのはアントン・ヘーシンク選手です
ニュース検定の答えの解説
答えの解説です。
今日の「ニュース検定」のキーワード
キーワードは 柔道
柔道がオリンピック競技に
日本のお家芸である柔道が初めてオリンピック競技になったのは1964年の東京オリンピックからです。
柔道無差別級では衝撃が走りました。
ヘーシンク選手が金メダル王者
日本のエースが破れ、金メダルを取ったのは、198センチの長身、オランダのアントン・ヘーシンク選手です。
この瞬間、日本の柔道が世界の柔道へと変わりました。柔道の国際化が進むきっかけとなったのです。
ヘーシンクは引退後も国際柔道連盟の理事を務め、辣腕を振るいました。
カラー柔道着の導入
注目されたのはカラー柔道着の導入です。
理由は単純で、「見ている人にわかりやすいから」。
日本の柔道界は、伝統を重視し、白の柔道着を主張しましたが、ヘーシンクはテレビ写りを重視したのです。
結局、ヘーシンクの意見が多数派となり、国際的な大会では、伝統的な「白対白」ではなく、「白対青」の柔道着で対戦することとなりました。
柔道のルールを変更
現在、柔道の世界をリードしているのは、国際柔道連盟のビゼール会長です。
ビゼール氏はわかりやすさを重視し、ルールを大胆に変更しました。
技のポイントは、それまでは細分化されていましたが、一本と技ありに集約し、旗判定も失くしました。
それは加納治五郎が作り上げた、一本を狙う本来の柔道に立ち返る動きでもありました。
柔道の商業化
ビゼール会長は、柔道の商業化にも力を入れています。
世界ランキング性を取り入れ、テニスの4大大会のように、国際大会を格付けし、スポンサーを呼び込んだのです。
初めてオリンピックの競技となって、半世紀余り。
日本の柔道は、国際化とのはざまに揺れながら、変化し続けています。
前回の問題
ヒマラヤ山脈の氷河が水源の川は?【ニュース検定】
それではまた明日!