チバニアン騒動をわかりやすく解説 市原市が条例可決で正式決定へ - まるまる録

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チバニアン騒動をわかりやすく解説 市原市が条例可決で正式決定へ

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チバニアン騒動が世間を騒がせていましたが、チバニアンの地層のある市原市が条例を可決したというニュースが入りました。

良かったですね!これで、チバニアンが正式決定するでしょうか。期待が高まります。

チバニアン騒動を振り返りながら、簡単にこれまでの流れをご説明します。

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チバニアンとは?

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チバニアンというのは、簡単にいうと、千葉県市原市にある、考古学的に貴重な地層の年代を示す名称です。

今の正式名称は「千葉セクション」というもので、国際的な申請を出しているところで、そこで決定がされれば、「チバニアン」という名前が世界的に刻まれることとなります。

正確には、「地層=チバニアン」ではなくて、チバニアンは「千葉時代」という年代と期間を示す名称です。

「チバニアン」認定への歩み

この地層「千葉セクション」が発見されたのは、およそ70年くらい前のことです。

そこからずっと研究が重ねられてきており、今回やっと国際標準模式地(GSSP)の申請書類を審査機関に送るという、「チバニアン」の申請をするということになりました。

この申請をしているチームは、もう一つイタリアにあり、千葉セクションが「チバニアン」として決定しない場合は、イタリアの地層のある場所にちなんだ名前が付けられることになっています。

そちらに決まってしまえば、「チバニアン」というラテン語の名称は、使われないままに埋もれてしまうのですね。

チバニアン騒動

ところが、それまで研究を促進してきていた、茨城大学の名誉教授 楡井久氏が、チバニアンの申請の際の地層の採取に問題がある、データは捏造だと主張。

海外の関係者にもメールを送るなどして、申請に異議を差し挟みました。

それだけなら、研究チームは、意義を無視して、研究データとして集めたものを資料として、国際学会に送って申請を進めることができたと思います。

ところがここで困ったことが起きたのです。

反対者楡井教授が土地を借りた!

楡井氏は、地層のある土地を、全部自分の名義で借りるという行動に出ました。

マンションの部屋を借りたのと同じことで、借りている間は楡井氏が所有者なので、楡井氏が「入れません」と言えば、誰もその土地に入れなくなってしまいます。

チバニアンの見学は可能

ちなみに、その「チバニアン」、今現在は、土地に立ち入り制限がされているということはなく、見学は随時行えます。

見学を希望される方は、下の記事を参照してください。

「誰でも土地に入れる」が申請の条件

要するに楡井氏は、研究を進めさせないため、土地を自分のものとしたかったようですが、申請の条件として、「誰でも自由にその土地に出入りできること」という文言があります。

それも当然のことで、確認を取ろうとして取れないようなところでは困るわけですね。

なので、楡井氏が所有している間は、チバニアンの申請ができないこととなってしまいました。

市原市がチバニアンの条例の制定へ

 

困った研究チームと、市原市は、「土地に誰でもが入れる」条例を作ることを決めました。それが可決されたというのが今日のニュースです。

チバニアン条例可決のニュース記事

市原市議会は19日、調査研究目的の立ち入りを容易にする条例案を可決した。条例では、地磁気逆転を示す地層がある一帯を「特定地域」に指定。土地の所有者や賃借人であっても調査研究目的の立ち入りを拒んだり妨げたりしてはならないと定めた。

正当な理由がないのに立ち入りを妨害した場合に5万円以下の過料を科す罰則規定も設けた。昨年10月に国の天然記念物に指定されたことから、市は地層の管理団体になっていた。――毎日新聞

これで、法律的にもその土地は、その土地を借りた賃借人であっても、立ち入りを拒めないということになったわけです。

チバニアン申請は3次審査へ

一方、研究チームは、これに先立って、8月、申請書類を審査機関に提出。

この後は、最終審査を残すのみとなっています。

まとめ

審査に通れば、千葉県市原市の養老川沿いの地層が、晴れて「チバニアン」と、世界的にも呼ばれることになります。

申請には期限があったので、皆が心配していましたが、これで一安心です。

あとは、審査結果が伝わってくるのを待つばかりです。

関係者の皆様、ご尽力ありがとうございました。

tankakanren

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