青葉真司容疑者が京アニこと「京都アニメーション」に放火、35人が死亡した放火殺人事件で、青葉真二容疑者自身が放火直後に「小説を盗まれた」と語りました。
その後、青葉容疑者が実際に、京アニの「京都アニメーション大賞」に創作作品の応募をしていたことがわかりました。
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青葉真司容疑者が京アニに作品を応募

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京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで35人が死亡した放火殺人事件、京都アニメーション側が、青葉真司容疑者(41)と同姓同名の人物から、創作作品の応募があったと明らかにしました。
青葉真司容疑者の名前と住所の一部が報道で明らかになったため、改めて社内で作品の応募状況を確認したところ、容疑者と同姓同名で、記載された住所も一致する創作作品の応募が見つかったというのです。
名前は、容疑者と同じ青葉真司、住所も「さいたま市見沼区」ということなので、青葉真司容疑者本人である可能性が高いです。
青葉真司が応募したのは「京都アニメーション大賞」
青葉容疑者が応募をしたのは「京都アニメーション大賞」というものでした。
これはアニメ化や文庫化を前提に、小説を一般公募するというものです。
年齢、プロ、アマを問わず、応募の際は、手書きの原稿用紙での応募も認めています。
青葉真司の家宅捜索で原稿用紙
また、青葉容疑者の自宅への家宅捜索で、京都府警が京都アニメーションの関連商品に加え、原稿用紙を押収していたことが捜査関係者への取材で判明しました。
青葉容疑者の部屋は、ハンマーで壁に穴が開いていたㇼ、パソコンの液晶部分も粉々になっているなど、部屋の中で暴れていた様子がうかがえました。
パソコンを使っていたのなら、それで作品を書いていたのかどうか、閲覧履歴なども、データの修復ができれば今後判明するかもしれません。
青葉容疑者の動機と一致「小説を盗まれた」
青葉容疑者は18日の事件直後、身柄を確保された際、警察官に「どうしてこんなことをしたのか」と尋ねられた際、「小説を盗まれたので火をつけた」「パクりやがって」などと放火の動機の説明をしていました。
また、犯行前には、京アニの作品の舞台、いわゆる聖地巡礼を行っていたとも伝わっており、アニメファンであった可能性であるようです。
小説を盗まれたかどうかはともかく、アニメが好きで「京アニ」の作品も見ており、それで大賞に応募をしていたことは確かになりました。
「盗まれた」の真偽は?
青葉真司容疑者の応募された作品は、内容よりも応募の形式を満たしておらず、その点、形式面で1次審査を通過しなかったといいます。
そのため、社内でそれを見た人も限られており、開封されて目を通されてそのままボツになったということなら、審査の人以外は知らないことになります。
「社長を含め、これまで社内で共有されていなかった」と京都アニメーションの代理人を務める桶田(おけだ)大介弁護士が説明しています。
「同一または類似の点はない」「盗まれた」を否定
また、桶田弁護士は「(青葉容疑者と)同一人物であるかは確定しておらず、警察で引き続き捜査中」と慎重に述べながら、応募内容については「これまで制作された弊社作品との間に、同一または類似の点はないと確信している」と説明しています。
応募作品は「小説」?
青葉容疑者が応募したものが、実際に「小説」だったのか、他のものだったのかなど詳しいことは明らかになっておりませんが、「京都アニメーション大賞」がアニメ化や文庫化を前提に、小説を一般公募するものである以上、おそらく小説として応募したのではないかと思われます。
青葉容疑者が、応募をしていたということは確実ですが、内容がどういうものだったのか、京アニのアニメ作品に意図的ではなくても、青葉容疑者が「盗まれた」と勘違いするような場面があったのか、更なる解明が望まれます。
京アニの犠牲者は35人になり、負傷された方々もいまだ闘病中であり、一日も早い回復と、事件の解明が望まれるところです。