和菓子店の冷蔵庫から木津いぶきさん、店主の娘の遺体が見つかった事件、父である店主はその後自殺とみられて、河川敷で亡くなっているところが発見されました。
事件は捜査中ですが、テレビで小学校の同級生が虐待があったことを話しています。父が娘を殺害する動機は一体何だったのでしょうか。
スポンサーリンク
和菓子店の冷蔵庫に娘の遺体
7日午前0時50分ごろ、東京都荒川区東尾久4丁目の和菓子店「木津屋」で、冷蔵庫の中に大学1年の木津いぶきさん(18)の遺体があるのを、通報を受けて訪れた警視庁の捜査員が発見しました。
警視庁は、この店の経営者で木津さんの父親が事情を知っているとみて捜していましたが、7日早朝、さいたま市内で首をつって死亡しているのが見つかりました。
木津いぶきさんの弟が110番通報
最初に110番通報をしたのは、店主の息子で亡くなった木津いぶきさんの弟。
通報の内容は、遺体が見つかった、ということではなくて、「父が自殺しようとしている」との110番通報でした。
いぶきさんが18歳ですので、それより年下ということになれば、大学生か高校生であると思われます。
弟さんのその後も心配です。
「娘を菓子店で切った」との電話
いぶきさんは、昼にはアルバイト先に行くはずでしたが、姿を見せなかったということで、その間に自宅でトラブルにあったのかもしれません。
父親の方もその後バイクで外出、6日の夜になって、自宅に「娘を菓子店で切った。死にたい」と電話があったといいます。
冷蔵庫から木津いぶきさんの遺体
捜査員が父親の捜索で、自宅と店内も捜索。その際に、店内の大型の業務用冷蔵庫の中から娘さんの木津さんの遺体を発見。
木津さんはひざを抱えるような体勢で、首に絞められたような痕があり、目立った切り傷や刺し傷は確認されなかったといいます。
首の痕は素手で圧迫したものと見られています。
和菓子店主父の「切った」との相違
「娘を菓子店で切った」との電話の内容とは一致しておらず、なぜ「切った」と告げたのかはわかっていません。
和菓子店主の父親が自殺
7日午前4時45分ごろ、さいたま市岩槻区の河川敷で木に首をつった状態で見つかりました。
捜査では、自殺とみられています。
また、娘いぶきさんの携帯電話が見つかっておらず、同じく父親の携帯電話と財布も見つかっていない状態だということで、その捜索も続いています。
木津いぶきさん父親は「いい人」
よく菓子店を訪れるという70代の女性は、6日午前にもあんみつなどを買ったという。「店主の男性が『雨だから気をつけて』と言ってくれた。変わった様子はなかった」
また別な近所の女性は「大変いい人」と店主のことを話しており、評判の悪いようなところはまったくなかったようです。
木津いぶきさんは虐待や暴力を受けていた?
しかし、娘いぶきさんの小学校時代の同級生がテレビのインタビューを受けて、「転んだのではない、あざが体についていた」ということを話しています。
「亡くなった女子大生の小学校の同級生を取材し、小学3年ごろから体や顔に傷やあざを作って登校し、父親から暴力を受けていると聞いた」(「直撃LIVEグッディ!」)
との報道で、安藤裕子キャスターは
「クラスメートはみんな知っていたと証言していたじゃないですか。やっぱり3、4年生の小さな女の子が大きなアザを作って体操の時に人前にさらけ出さなければいけなかったり、おでこや顔に殴られた様な跡があったっておっしゃってたじゃないですか。やっぱり、どこかで暴力があったんじゃないかなって思いました」
と発言。
その通りだとすると、娘への暴力や虐待がエスカレートして殺害に至ってしまったのでしょうか。
まだ、捜査中なので何とも言えませんが、木津いぶきさんのお母さんはどうしていたのか、捜査が進み事実が明らかになり次第、またお伝えしたく思います。