京都アニメーションに放火した犯人は、青葉真司容疑者と判明しました。
警察は逮捕状を取り、回復を待って、逮捕と取り調べを行うとのことですが、青葉真司容疑者は放火後の火災で自身も重篤な状態で、大阪の専門的な病院に転院しました。
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京都アニメーションの放火犯人が「青葉真司」と判明
目次
京都市にあるアニメ制作会社、京都アニメーションに恨みを持った男がガソリンをまいて放火し、34人が亡くなった事件で、放火した犯人の名前が「青葉真司」容疑者であることが判明しました。
京アニ従業員の死者は34人
当初の死者数は33人でしたが、その後病院に運ばれた一人が亡くなり、亡くなった人は34人となりました。
死亡原因は、多くらせん階段部分での一酸化炭素中毒が原因となったとみられています。
また、火災を逃れて生存した人にも重症者が含まれており、それらの方々も重篤な状態であることには変わりありません。
らせん階段では28名が一酸化炭素中毒で亡くなりましたが、鉄製の階段も、熱で焼け焦げていたということで、火災の強さを調査中です。
青葉真司容疑者に逮捕状
京都府警は、殺人と現住建造物放火の疑いで、青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取りました。
話ができるように回復次第、逮捕となります。
青葉真司容疑者が大阪狭山市の大学病院へ
青葉容疑者は全身熱傷で意識はなく重篤な状態で、20日に入院中の京都市内の病院から、火傷の専門的な治療が行える大阪府内の病院へ転院しました。
病院は、大阪府狭山市の大学病院、救急救命医療センターではないかと言われています。
移送にはドクターヘリのヘリコプターが使われました。話はまったくできないそうで、府警は「容体が重く、より高度な治療を受けさせる必要があると判断した」と説明しています。
回復次第、事情聴取となりますが、依然容態が危ぶまれる状態です。
京都アニメーションに放火の動機は
青葉容疑者は自身で放火後に建物の外に出て駅まで逃げようとしましたが、そこで倒れて、駆け付けた警察官の問いに動機を答えました。
「小説を盗まれたから放火した」
青葉容疑者が話したのは「小説を盗まれたから放火した」というものでした。
また、青葉容疑者を介助した近隣の人はその際、青葉容疑者が「パクりやがって」といった言葉を聞いています。
ネットでは、「バリサクが動機ではないか」という憶測が出回っていましたが、信ぴょう性は定かではありませんが、いずれにしても「盗まれた」と青葉容疑者が思い、犯行に走ったようです。
「小説を盗まれた」事実は?
「小説を盗まれたから放火した」については、京都アニメーションの八田英明社長は「何を言っているのかわからない」と思い当たらないと述べています。
京アニでは実際に小説のも募集、受賞作を同社の「KAエスマ文庫」で発行したり、アニメ化したりしているということです。
しかし、、実際八田社長は、この公募について、青葉容疑者からの応募はなかったと述べています。
京アニには数年前から、命の危機を感じさせるような脅迫メールが届いており、八田社長は警察や弁護士に相談していましたが、「過去の脅迫メールには、青葉容疑者の名前は書かれていなかった」とも語っています。
一方、ネットにおいては、「バリサク動機説」やネット上に青葉容疑者が書いたとされる書き込みも指摘されています。
青葉真司の5ちゃんに書き込んだと思われる過去のレス
半年以上も前から京アニ放火を企んでいたと思われる文書に、小説の原稿を書いて応募したらしき事も書かれてるので間違い無いと思われる pic.twitter.com/U1vVpxZaeO— 椅子 (@ch_Air_) July 19, 2019
青葉真司容疑者の生活は?
青葉真司容疑者は、居住地は咲いた前で、今回は京都市の会社にわざわざ出向いて放火をしています。
普段は茨城や埼玉で住居を転々とし、一時、ハローワークのあっせんで、茨城県常総市のアパートに住んでいましたが、月4万円の家賃は滞納、家主が訪れても応対すらしなかったようです。
隣人とトラブルで警察官も
さらに、それから2年には、夜中に目覚まし用のベルが鳴る、壁を叩いたりわめいたりする、ということで、警察が呼ばれましたが、部屋に入ってみると、壁にハンマーで穴が開けられていたそうです。
その他、自分のノートパソコンの画面も叩き割られているほか、ベランダの窓ガラスも割れている、電気は既に止められており、冷蔵庫は開けっ放しで何もなく、部屋は食べ残しで腐敗臭がするという状態でした。
隣人はやむを得ず転居
その後は、さいたま市に移り住みましたが、隣の部屋に音がうるさいといって「うるせえ、殺すぞ、こっちは失うものねえんだ」と言ったそうです。
隣の部屋の住民は、騒音が自分の部屋のものではないと説明しようとしましたが、青葉容疑者は、10分に渡る対面で、上の三つの言葉以外を繰り返し発し、他の言葉は喋らなかったとういうことです。
この隣人は、交番に訴え出て友人宅に泊らざるを得ませんでした。
青葉容疑者に前科あり、訪問介護も
住居は不定、生活保護を受けており、銃刀法違反、20台には下着泥棒などで、逮捕された前歴があり、福祉ヘルパーの訪問介護も受けていたということです。
精神疾患があると記載しているメディアもあり、名前が出るのが遅れたのは、この辺りに理由がありそうです。
また、生活保護の他、家族が家賃を補填していたという情報もあります。
警察は、回復を待って事情聴取をするということですが、現在は、意識がなく話もできない状態なので、待つほかいたしかたありません。
また、火災に遭った京都アニメーションの他の従業員の方々の回復が待たれます。