京アニ放火から1週間、犯人の青葉真司容疑者は、いまだ重篤な状態で転院先の病院に入院中ですが、放火以前に京都アニメーション付近の下調べをしていることがわかりました。
また、放火の際に京アニの従業員にガソリンをかけて火を放ったことが捜査員の言葉からわかりました。
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京アニの下調べをする青葉真司容疑者

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京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件で、放火前に京都入りしていた青葉真司容疑者の姿が公開されました。
こちらが、京都市内を歩いている青葉真司容疑者の画像です。
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こちらは京都アニメーション付近を荷物を持って歩く青葉容疑者です。
写っていたのは京都アニメーション本社付近の防犯カメラ。
この映像は試験前日の17日昼過ぎのもので、青葉容疑者は荷物を積んだ台車を押しながら歩いています。
放火した際もこのカートで、ガソリンの携行缶を運んだと見られています。
ガソリンは京都府宇治市内の量販店で、台車やライターとともに17日に購入したことが判明。
青葉容疑者の足どり
また事件2日前の16日には 16日午前10時半ごろ、JR京都駅前にあるインターネットカフェを使っていたこともわかっています。
青葉容疑者は運転免許証を示して約2時間、パソコンが使える禁煙の個室を利用。
ドリンクバーを使うなどしていましたが、パソコンの履歴は、退室時には自動で消えることになっているため、何を閲覧したのかはわかっていませんが、おそらく京アニの情報を得ていたものと思われます。
その後、公園のベンチで小中学生らに姿が目撃されており、泊ったのは公園で野宿をしたと見られています。
また防犯カメラからは、京都アニメーションの本社や、第2スタジオを下見していた可能性が高いとみられています。
青葉容疑者は、スマートフォンは携帯電話は持っていなかったようで、所持金は数千円でした。
逮捕後の供述の記事は
青葉真司容疑者「死ぬのは2人ぐらいだと」逮捕時の犠牲者の名前に
青葉真司容疑者「当初は包丁で襲うつもり」「腕に火がついたから」
京アニの従業員にガソリンをかけてから放火
捜査関係者によると、青葉容疑者は「死ねー」と叫びながら、バケツを使い、ガソリンをまいたといいます。
重度のやけどで搬送された従業員らのうち、ガソリンを浴びた状態の人が数人いたということです。
1階では病院に搬送された後に亡くなった1人を含めて3人が死亡。
現在入院して治療中の方の中にも重篤な状態の方がおり、八田社長によると、足を切断する必要のあった人もいるそうで、八田社長も沈痛な表情でした。
京都アニメーション建物の放火後の状況
放火後の状況を時系列で記します。
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午前10時33分:赤色のシャツを着た青葉容疑者はガソリンを持ったバケツを手に提げて建物内に侵入。
従業員数名にガソリンを浴びせてライターで火をつけた。
爆発音と煙が瞬時に発生
10時35分: 1本目の119番通報。
トイレの窓から女性3人が救助される。
2階からは次々に人が飛び降りる。住民が水や氷を運んで近くの公園で手当て
消防車が66台駆けつける。
負傷者には救助の優先順位がつけられる。重症はあか、中等症は黄、警鐘は緑。
午後2時半: 2階で11人の心肺停止を確認。死亡が確認された人には、黒のタグがつけられた。
午後3時19分: 鎮火。消防隊員により、らせん階段で19人が見つかる。
午後9時過ぎ: 死者は33人と確認。翌日19日に1人が亡くなり、死亡した人は34人となる。
青葉容疑者も入院中 重篤な状態
青葉容疑者自身も、逃走中に路上に倒れたということで、手足他にやけどを広範囲に負っています。
最初に運ばれた病院から、ドクターヘリで、より高度な治療の受けられる病院へ転院しましたが、いまだに話もできない状態であるようです。
治療には賛否両論ありますが、回復して取り調べを受けて、罪を償うべきでしょう。
また、何よりも被害者の方々の一日も早い回復が望まれます。