ゲーム障害は病気 WHO診断基準 症状と予防のチェックリスト - まるまる録 ゲーム依存ともいわれる「ゲーム障害」が「病気」として5月の世界保健機関(WHO)総会で認められることとなりました。ゲーム障害の診断基準とは、スマートフォンなどのゲームにのめり込み、日常生活に支障をきたす症状と状態を指します。WHOの診断基準の内容症状と対策についてお伝えします。

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ゲーム障害は病気 WHO診断基準 症状と予防のチェックリスト

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「ゲーム障害」が「病気」として5月の世界保健機関(WHO)総会で認められることとなりました。

ゲーム障害の診断基準とは、スマートフォンなどのゲームにのめり込み、日常生活に支障をきたす症状と状態を指します。

ゲーム障害はどんな病気なのか、WHOの診断基準の内容と、症状と対策について、お伝えします。

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ゲーム障害の診断基準WHOが提示

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ゲーム障害は国内ではゲーム依存と呼ばれることが多いですが、今では世界的な病気の一つであり、WHOの国際疾病分類に、精神疾患の一種として明記されています。

5月25日、正式に診断基準が確定しました。

2018年6月に発表された「疾病および関連する健康問題の国際統計分類(ICD-11)」を採択、「ゲーム障害(Gaming disorder)」が正式にWHOが定める国際疾病分類の1つに認定されることになったのです。

ICD-11は2022年1月1日より発効されます。

ゲーム障害の診断基準

ゲーム障害の診断基準は以下の通り。

・ゲームの時間や頻度をコントロールできない
・日常生活の中で他の活動を差し置いてゲームを最優先する
・生活に支障が出ているのにゲームを続ける

という3つの基準をWHOが提示しました。

当てはまる状態が12カ月以上続いた場合、依存症の疑いがあるというものです。(2019年5月25日採択)

「ゲーム障害」ゲーム依存の症状はどんなもの?

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ゲーム障害に定義される、依存の症状とは、詳しくは下のようなものです。

  • ゲームの開始や終了、頻度、期間、熱中度などを自ら制御できない
  • 日常の関心事や日々の活動よりゲームを優先してしまう
  • ゲームによって問題が起きているのにゲームを続ける
  • 個人や家族、仕事などに重大な問題を引き起こしている
  • 上のような状態が12カ月続く(重症ならより短期間)

ゲーム依存は薬物依存と似た脳を変える『病気』

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ゲーム依存の状態というのは、理性を司る前頭前野の働きが大きく低下。

薬物依存や、アルコール依存と同じ脳の状態となっています。

また、低年齢の患者では、脳の器質的な変化も起こります。

MRIの画像などでは、一部の神経の委縮が認められています。

ゲーム障害は本人が弱いからではない

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ゲーム依存など、他の依存症を含めて、よく「本人の意志が弱いから」と誤解されています。

しかし、上のような状態でゲームを続けている場合は、もはや本人の意志の問題ではありません。

治療が必要な病気の状態であると理解することが先決です。

「言ってもやめない」のではなくて、「やめられない」状態に陥っていることが多いのです。

 

ゲーム障害の症状と例

これまでに受診した例では、次のような症状と状態の例が報告されています。

ゲームを止められて暴力

深夜までゲームをしている状態になって、親から注意されて暴力をふるい、隣人が異常な騒音に気がついて110番をした。(小学3年生男子)

ゲームを留められそうになり、母と妹にノコギリを振り上げて、母が警察に電話後、精神科に緊急入院となった。

ゲームにお金をつぎ込む

両親の財布からお金を盗みゲームソフトを購入。店頭で「親の許可がある」とうそをついた。(小学6年生男子)

親のクレジットカードで、課金アイテムに1か月で20万円 (中学1年生男子)

いずれも、「ゲームを止めさせようとされると、イライラする」ことが症状にあり、ゲームを何としてもやり続けたいという、明らかに異常な状態に陥っています。

 

ゲーム障害の治療と予防

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ゲーム障害の治療と予防について記します。

ゲーム依存の治療

ゲーム障害、ゲーム依存は、5月に認定が決まる病気であり、正式な疾病として認められる、その入り口にあります。
よって治療法や、対策も、まだこれから定まってくる段階です。

今の状況では、低年齢化の傾向が高く、治療になっても、通院の継続が難しいことも報告されています。

治療を継続すれが、症状は改善しますが、改善率は今のところ17%であり、治療は難しいとされています。

ゲーム依存の予防

治療が難しいゲーム依存は、予防が大切です。

  • 5歳まではスマホやゲームをさせない
  • 学童期も1日30分以内が望ましい
  • 午後9時までに親子一緒にスマホ、ゲーム機を鍵のかかる場所に置き、ベッドに持ち込まない

ネット・ゲーム依存のチェックリスト

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米国精神医学会の基準から、増田彰則医師が作成したもので、下記のリストに5つ以上当てはまると、ゲーム依存の疑いがあります。

  1. ネット・ゲームに夢中になっている
  2. 取り上げられると切れたり、暴言や暴力が出る
  3. ネット・ゲームをする時間が増えていく
  4. やめようと思っても、やめられない
  5. ゲームやスマホ以外のことに興味がわかない
  6. しすぎると悪いとわかっていても続けてしまう
  7. ゲームをしていることについて、嘘をついたことがある
  8. 嫌なことを忘れるためにしてしまう
  9. 学校や部活を休んだり、友人関係を失ったりしたことがある

ネット依存を防ぐには

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  1. 購入は親の名義で、子どもに貸す形にする 子どもに自由に買わせない
  2. ルールは親子で一緒に決める
  3. 使う場所、時間帯、金額を決める
  4. ルールは書面に残す
  5. 家族もルールを守る

携帯が必須の社会となり、日常生活子どもも携帯を持たざるを得ず、誰でもがゲーム依存にさらされる可能性があります。

上記のようなチェックリストを利用し、変だと思ったら専門家にたよること、それから、ゲーム依存に陥る前に予防に努めることも大切です。

特に、ゲームをしているお子さんを持つ親御さんには注意していただきたい「疾患」のひとつです。
携帯やパソコンは、便利な危機ではあっても、注意事項を守って正しく用いる心構えが必要です。

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