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茨城妻子6人殺害事件 小松被告の心理の特異性「まだ事件と向き合えていない」

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茨城県日立市で、茨城県日立市で、昨年夫が妻と子供6人を殺害後、自宅に放火をした事件、小松博文被告が強硬に走った原因は、妻からの「別れ話」への不満であったようです。

 

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妻が離婚を切り出した理由

小松被告の妻は、「薬剤師」と報道されていますが、資格を持っていたわけではなく、薬局に勤めていたということではないかと言われています。

事件の逢った住まいは公営住宅で、入居者は所得の制限があるため、また、妻は20歳という早い時期に就労を始めていることなどから、そのように言われています。

さらに、妻はアルバイトで飲食店に勤めていたとの情報もあり、他に交際中の男性とLINEでやり取りをしたものが、小松被告の目に触れて、小松被告が問い詰めたところ、逆に別れ話を切り出されることになりました。

小松被告は相手の男性のところにも話に言ったようですが、まったく話し合いにならず、軽くあしらわれただけであったということで、復縁の余地がなく、対話もそこで途切れてしまった。

そこで、家庭生活の破綻は避けられないとして、家族を殺そうと思い立ったようです。

繰り返した「詐欺」

また、小松被告は、これまで生活費などに困ると「母親が亡くなった」などと先輩や友人にうそをついて、金をだまし取ることがあったといいます。

ばれるとその場では謝るが、また別の知人に同じことを繰り返すということで、反省や罪悪感、自らの行為への抑止がこれまでにも欠けていたという周囲の証言もあります。

そのためか、仕事も何度も変えており、また、近年は全く働いておらず、妻は5人の子育てと、その生活費の捻出のために働いていたので、離婚を切り出されても仕方がない状況であったようです。

小松被告の人柄

友人がいないといことで、それでは寡黙な人柄かというと、朝日新聞の記者とは10回にわたる接見を拒んではおらず、そこそこ会話もしています。

また同房の他の服役囚らに、このように言われたとも話しているので、けして寡黙というのではなく、そちらでも会話はしているようです。

便せんに87枚の手記

驚くべきは便せんに87枚に渡って、手記が書き続けられたということで、これは大変な量の文章です。

しかし、それはけっして 償いのためではなく、最初は写経をしていましたが、それはやめてしまったとのことです。

報道を見ていると、罪の意識がない、それ以前に事件の回想もできていないのではないかという疑いが生まれます。

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小松被告の心理の特異性

小松被告の特殊なところは、妻子6人を殺していながら、悔悟の気持ちが見えないということです。

精神鑑定では問題ないとされたようですが、通常なら血のつながった子供も殺したのですから、平常な気分ではいられないと思いますが、終始淡々としており、よく言えば落ち着いている。

「まだ事件と向き合えていない」

被告自身も「まだ事件と向き合えていないのが本音です」と貴社への手紙に記しており、おそらく記憶もシャットアウトされている状態に近いと思われます。

「事件を起こした実感が湧くのが怖い」「事件に向き合ってしまうと、自分が壊れてしまうのではないか」という通り、他人事のように距離がある。

自分のしたことであるので、当然一部始終を記憶しているはずなのですが、それが思い出されることもないようです。

任意で捜査が進まない

小松被告は、今年7月に詐欺容疑で逮捕されています。

内容は「氏名の部分を偽造した自身の運転免許証を提示した上、書類に偽名を書き込んで預金通帳を受け取った。さらに、同日、同市内の携帯電話販売店でその免許証と預金通帳を使って、携帯電話など3点(総額約13万円)をだまし取った疑いがある」というものですが、これは殺人に比べてはるかに軽い罪です。

なぜ、詐欺容疑で逮捕をしなければならなかったかというと、殺人と非現住建造物等放火罪の取り調べの方が、「任意で捜査が進まないため逮捕した」(日立署)ということなので、小松被告からの捜査に必要な供述が得られることがない状態なのではないでしょうか。

おそらく追想も困難な状態なのかもしれず、記憶がシャットアウトされて意識に上ることがないのかもしれない。

被告本人はそれを「何か嫌なことがあると、立ち向かわずに誰かに助けを求めたり、楽な方へと逃げる性格になっていました。」「殺害することで楽になろうとした。逃げて生きてきた人生を考えると、起こるべくして起こった事件にも思える」と語っているといます。

まとめ

妻子6人を殺害したのですから、たいへんに凄惨な事件であるのは間違いありません。精神鑑定では問題がないということですが、取り調べにも支障があるということで進展が望めないようです。

事件から1年が経ちました。殺害されなければ、子どもたちが元気に幼稚園と学校に通っていたことを思うと、いたたまれない気持ちになります。

 

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