九州大卒だった「低能先生」ネット弁慶は「人を殺せるはずがない」が引き金か - まるまる録

ニュース

九州大卒だった「低能先生」ネット弁慶は「人を殺せるはずがない」が引き金か

更新日:

6月24日夜、福岡市中央区大名の旧大名小学校内で、セミナーイベント後のブロガー岡本顕一郎さんが刺殺されるという事件が起きました。

殺害したのはネットで「低能先生」と呼ばれていた松本英光容疑者であると特定。
松本容疑者は九州大学卒業であったことなども報道されました。

二人の間に面識はなく、「ネット上の恨み」が殺害の動機でした。

スポンサーリンク

1か月前にセミナーを知った

 

岡本顕一郎さんはHagexの名前でネット上のブログを主催。

岡本さんはブログ上に宣伝のために、IT関連のセミナーの予告を掲載していました。

容疑者はセミナーの開催を「約1カ月前にネットで知った」と供述。

 

3時間待ち伏せする姿がカメラに

24日夜8時、セミナーが旧小学校の校舎内で開かれ、岡本さんが講師として講演。

松本容疑者は、講演セミナーに出席していたと言う人もいますが。判明していません。

松本容疑者は夕方到着して、松本容疑者は岡本さんを3時間待ち伏せ。

防犯カメラに廊下をうろつく姿が録画されていました。

 

凄惨な現場の状況

講演の終わるのを待って、校舎内のトイレで用を足していた岡本さんを背後から刺したとみられています。

凶器は刃渡り16.5cmのレンジャーナイフで、傷の一部は首や胸を貫通するほど深く刺されていました。

当初の報道で、岡本さんは自力で助けを求めたという記事もありましたが、死因は出血性ショックで、ほぼ即死状態と伝えられています。

 

はてなの匿名日記に犯行声明

松本容疑者は、自転車で逃走。自宅近くの川で血の付いた着衣を捨てて帰宅。

その後はネット上の「日記」に犯行声明を投稿。

これから自首すると書き、事件の日の深夜に警察に出頭して逮捕されました。

 

松本容疑者の犯行声明文

 

投稿された「犯行声明」の全文は以下の通り。

<おいネット弁慶卒業してきたぞ 改めて言おう これが、どれだけ叩かれてもネットリンチをやめることがなく、俺と議論しておのれらの正当性を示すこともなく(まあネットリンチの正当化なんて無理だけどな)俺を「低能先生です」の一言でゲラゲラ笑いながら通報&封殺してきたお前らへの返答だ 「予想通りの展開だ」そう言うのが、俺を知る全ネットユーザーの責任だからな? 「こんなことになるとは思わなかった」なんてほざくなよ? ただほぼ引きこもりの42歳はここで体力が尽きてしもうた 事前の予定では東京までいってはてな本社にこんにちはするつもりだったが、もう無理 足つってるし なんだかんだ言ってはてなというか増田が俺をネット弁慶のままで食い止めていた面もあるしなあ 逆に言うと散々ガス抜きさせてもらった恩がある はてブと通報厨には恩など欠片もないが てことでこれから近所の交番に自首して俺自身の責任をとってくるわ 足つってるから着くまで30分くらい

上の文章の通り、東京のはてな本社には行かずに3時間後に、交番に出頭という結果になりました。

 

「ネット弁慶卒業」の語源は?

岡本さんはインターネット上でハンドルネーム、「Hagex(ハゲックス)」でブログを執筆していました。

毎日新聞では、

「松本容疑者は、面識がない岡本さんにネット上で馬鹿にされたと思い込んで、福岡のセミナーに来ることを知り、殺そうと思ったと動機を語っている。岡本さんから『ネット弁慶』と指摘されたことに腹が立ったと語っている」(前出・捜査関係者)

と報道しています。

「ネット弁慶」とは、インターネットでは、威勢のいい、強気な話を書き込むが、実際の日常生活ではその逆で、小心者、気弱な人間という意味」だそうです。

松本容疑者の「犯行声明」の文章の一文目は、それに対するかのような「おい、ネット弁慶卒業してきたぞ」というものでした。

 

岡本さんの言葉ではない?

しかし、岡本さんのブログを見る限りでは、「ネット弁慶」に対応するような日付の記事は見当たりませんでした。

「ネット弁慶」という用語は、かなり以前からあるらしく、2012年と2014年に一度ずつ、それからとは無関係と思われます。

そして「ネット弁慶」の言葉は岡本さんのブログとは別なところに見られることがわかりました。

 

匿名掲示板に事件2週間前に殺人に関する書き込み

事件の起こる2週間前に、東海道新幹線の車内で乗客3人が刺傷される事件があり、それに関して、「低能先生」を犯人視するという書き込みが複数寄せられていたと言います。

書き込みの中には「ネット弁慶」という言葉が使われており、松本容疑者が、自首前に「ネット弁慶を卒業してきたぞ」と考え併せると、これらの書き込みへ呼応した可能性があると言われています。

 

「ネット弁慶」を含む書き込み

書き込みの一部は以下の通りです。

「なんで低能先生が殺人事件起こした扱いされてんの 一日中ネット漬けだった先生がネット弁慶脱出するとか言ったとして男性一人殺せるとは思えないんだけど」

「低能先生はネット弁慶の象徴」

 

ネット上の証言

また毎日新聞では、ネット上で、Hagexさん、低能先生、それぞれとやり取りをしたことがある40代男性は

「『先生』が『殺したい』と宣言する対象は数人いた。hagexさんの名前が出たことはなかった」

と証言しており、これを見ると、必ずしもHagexさんに個人的な恨みを持っていたともいえないようです。

 

この事件の考察

Hagexさんは、はてなブログのコメント欄に書き込まれる誹謗中傷に対応するために、ブログの運営元「はてな」に通報をしており、アカウントを停止された松本容疑者は、それに恨みを抱いていたとも言われています。

しかし、Hagexさんの勤務先の同僚は「恨みを抱かれるような人物ではない」とも語っても居ます。

これらの記述を考え併せると、松本容疑者が殺意の対象としていたものは、特定の人物ではなくて、ネット上の様々な記述の総体としての「対象」、つまり松本容疑者が心に作り上げていた相手と言えなくもありません。

その中で、不幸にして、現実の場での居場所が特定できていたのは、セミナー開催地を告知していたHagexさんでした。

両者の間には、面識はなかったので、松本容疑者が恨みを抱くとすれば、それはあくまでネット上の「仮想空間」に起こったものであり、恨みの対象は実際の接触ではない「言葉」でしかありません。

もしセミナーがなかったら、あるいは、このような事件は起こらなかったかもしれないと思うと、二人に接点があったことが、残念でなりません。

今後の検証によって、もう少し詳しい次第がわかりしだい、また続報をお伝えしたく思います。

ネットのトラブル?ブロガーHagexさん刺殺 自首した犯人は犯行声明

-ニュース

Copyright© まるまる録 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.