絶対音感は訓練 共感覚は先天的 音を聞くと色が見えるのは脳が未発達だったなごり - まるまる録

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絶対音感は訓練 共感覚は先天的 音を聞くと色が見えるのは脳が未発達だったなごり

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音楽でよく話題にされる認知心理学系の現象は、絶対音感と共感覚だろう。
今日の朝日新聞の化学記事コラム「ユリイカ」より

音楽や音を聞くと色が見えるという不思議な知覚を持つ人は、「ドレミファソラシ」の7音が虹のように見える。こんな研究を新潟大学の伊藤浩介助教らが、英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。

以前から言われているもので、今回が特に新発見というのではないが、それに対する研究はそれほど行われていなかったということなのだろうか。

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共感覚とは

音楽や音を聞くと色が見えるという不思議な知覚を持つ人は、「ドレミファソラシ」の7音が虹のように見える。こんな研究を新潟大学の伊藤浩介助教らが、英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。

共感覚を持っている人は「共感覚保持者」と呼ばれ、ごくわずかな人が先天的に有するものであるようだ。
というより、脳が未分化な赤ちゃんの時は誰もが持っていて、それが残っている人がそうなるらしく、ある種の特殊能力のようなものではなさそうだ。

絶対音感は環境または訓練

一方、絶対音感に関しては、私自身がそうなのだが、環境または訓練によって身につくものであるらしい。私の場合は親がピアノ教師だった。
これも特殊能力というより、「ラベリング」に過ぎないのだが、この高さの音は「ド」、この高さの音は「レ」と結びつけを、実際に音を聞かせながら行う。訓練というより「刷り込み」である。
絶対音感が貴重とみなされているのは、その訓練が効果的なのが、遅くても小学校低学年までで、それ以後であっては、身につかないとされているためである。
たとえば、大人になってから、これはギタリストの高中正義さんが、絶対音感になりたくて、同様にやってみたのだが、身につかなかったという。相当な音楽経験のある人でも駄目らしい。
よくわからないが、ウグイスなどある種の鳥も、鳴き声を憶えるのは、ある一時期だけなのだそうで、音感に関しては、その時期が限局的らしい。

ドは何色?

 伊藤さんらは、共感覚を持つという18~22歳の大学生の男女15人を数年かけて探しだし、音階の7音で「見える」色を尋ねた。すると個人差はあったものの、ドは赤、レは黄、ミは緑など、7音がほぼ虹の7色の並び順に対応していたという。 こうした色は、音階の名前などと結びつく傾向があった。「レはレモンのレ」など「ドレミの歌」の日本語の歌詞にある色や、カラフルに塗り分けられたおもちゃの木琴の音階の色から連想したとも考えられるが、詳しい関係は不明だ。(小堀龍之)

うーん、「ドレミの歌」の影響はかなり大きい。
そしてドレミの歌から派生したのか、あるいは、もともと「ドは赤」とする共感覚が多いのか。
音楽教材は、五線譜の線の位置が子供ではわからないため、学習の際に楽譜上で音符を色で塗るということが多い。場合によっては、楽器にもその色で印がつけられることもある。
なので、共感覚なのか、後天的に学習の過程でそのように刷り込まれたものかは、「不明」ということになってしまうのだろう。後者なら単なるイメージということになるだろう。

作曲家ではスクリャービン

作曲家ではロシアの作曲家スクリャービンという人が、共感覚保持者だったと言われる。
彼は4度で音を積み重ねる不協和音的な響きの「神秘和音」というのを編み出した。(通常、ドミソの和音の音の感覚は3度)
ただ、多くの作曲家は、「ド」が赤といった単音レベルの置き換えや色という限局的なものではなく、外部からの刺激によって音を浮かべられるイメージ能力を持っているともいえる。
たとえば、印象派の作曲家、ドビュッシーやラヴェルなどは、モネの絵などの当時の画のスタイルから、印象派と言われる曲のスタイルを作り出したとも言われているので、そうなるともっとスケールが大きい置き換えが可能だったということになる。

もっと不思議な人の能力

音楽というのは「時間の芸術」と言われるのだが、最初の一音からの相対的な構成によるものなので、たとえば、その曲の出だしがどうだったか、あるいは今鳴っている音がどうだったかというのは、すべて記憶によるものだ。
今鳴っている音よりも、音が大きくなったとか、静かになったとか、調が変わって転調したとか、時間的に前に聴いた音像を記憶に保持しながらでなければ、全体像が把握できないことになる。
共感覚や絶対音感以前に、その方がよほど不思議なことだと思うのだが。

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